統計情報をみる DBCC SHOW_STATISTICS の使い方について少しだけ説明してみる - 都内で働くSEの技術的なひとりごと / Technical soliloquy of System Engineer working in Tokyo

　過去に少しだけ統計情報に関する記事を書いています。
ryuchan.hatenablog.com
ryuchan.hatenablog.com
ryuchan.hatenablog.com

　今更感はありますが、DBCC SHOW_STATISTICS の使い方について少しだけ説明したいと思います。折角なので、データベースは WideWorldImporters を使用します。
ryuchan.hatenablog.com

　テーブルは Sales.OrderLines を使用します。下記のコマンドを SQL Server Management Studio で実行してみましょう。IX_Sales_OrderLines_Perf_20160301_01 の統計情報を参照することができます。

DBCC SHOW_STATISTICS ('WideWorldImporters.Sales.OrderLines','IX_Sales_OrderLines_Perf_20160301_01')

f:id:koogucc11:20160813181401p:plain

　統計のプロパティで参照できるものと同様です。　
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　インデックスの各列の組み合わせ情報を参照することができます。IX_Sales_OrderLines_Perf_20160301_01 は、PickingCompletedWhen, OrderID, OrderLineID がインデックスなので、下図のような組み合わせの情報を取得することができます。

DBCC SHOW_STATISTICS ('WideWorldImporters.Sales.OrderLines',
                      'IX_Sales_OrderLines_Perf_20160301_01') WITH DENSITY_VECTOR

f:id:koogucc11:20160814071039p:plain

　ヒストグラムを参照することができます。ヒストグラムに関しては、過去のブログを参照してください。

DBCC SHOW_STATISTICS ('WideWorldImporters.Sales.OrderLines',
                      'IX_Sales_OrderLines_Perf_20160301_01') WITH HISTOGRAM

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　JOIN 句を使用すると、各オプションの掛け合わせた情報を参照することができます。下記の例では、列毎のカーディナリティなどを参照することが可能です。
　PickingCompletedWhen, OrderID, OrderLineID の列の中でカーディナリティが一番高いのは、OrderLineID で、二番目が OrderID、三番目が PickingCompletedWhen となります。それ以外にも、列ごとの平均データ長、サンプリングの割合、ヒストグラムのレンジ数、なども知ることができます。

DBCC SHOW_STATISTICS ('WideWorldImporters.Sales.OrderLines',
                      'IX_Sales_OrderLines_Perf_20160301_01') WITH STAT_HEADER JOIN DENSITY_VECTOR

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